さて、今日はセリエAの今季の展望についてお届けします。
昨季のセリエAはインテルがリーグ最多得点かつ最少失点という圧倒的な力を見せつけ、4連覇を果たしました。そして、注目の'09-'10シーズンは明日、8/22に開幕します。
今季の優勝争いはインテルと、昨シーズン、インテルと10ポイント差の2位に終わったユベントス、そしてミランを軸に展開されそうです。
5連覇の期待が集まるインテルは、今夏の移籍市場でR.マドリードに次ぐ補強を行いました。
エトーをイブラヒモビッチとのトレードで獲得すると、昨シーズン、トータルフットボールに近いサッカーを展開したジェノアからFWミリート、MF T.モッタ、さらにはバイエルンからDFルシオを獲得しました。ただし、モウリーニョが望む攻撃的MFの補強がなされておらず、スタンコビッチのパフォーマンスには否が応にも注目が集まります。
インテル追撃の一番手はユベントスですが、ジエゴ、カンナバーロ、フィリペ・メロ、カセレスの加入で7年ぶりのスクデット獲得が現実味を帯びてきました。(※カルチョ・スキャンダルによりユベントスの記録上の最後の優勝は2002-2003シーズンとなっています)
4-3-1-2や4-2-3-1といったシステムが考えられますが、ジエゴがトップ下でどれだけ輝きを見せられのか、期待したいところです。
フェラーラ監督の頭にはユーベ伝統の4-4-2も構想に入っているようで、柔軟なシステムで長丁場のシーズンを戦うことになりそうです。
ミランは昨季3位のメンバーから不動の大黒柱カカ、主将マルディーニがチームを去りました。しかし、ジェコやルイス・ファビアーノには手が届かず、レギュラーとなる新戦力としてはフンテラールとチアゴ・シウバを獲得しただけで、総合的なチーム力はダウンしました。
コンビネーションによる中央突破を基にするミランにおいて、フンテラールがどこまで適応できるのかに浮沈のカギが懸かっています。
一方でロナウジーニョの復活への期待、レオナルド新監督の采配力など、不確定要素の多いシーズンの今季は優勝争いはおろか4位以降に沈む可能性もあります。
この3強を追う形になるのが、ローマ、フィオレンティーナ、ジェノアといったところでしょうか。
昨シーズン、6位に終わったローマはアクイラーニをリバプールに売却したものの、EL予選のヘント戦では2試合で10点を奪うなど、リーグ戦開幕に向けて仕上がり良好と言えます。スパレッティ監督は4-2-3-1と4-4-2を併用することが予想されますが、タッディ、グベルディ(バリから新加入)の両サイドMFが高い位置でどれだけ相手の脅威になれるか、見どころになりそうです。
フィオレンティーナは中盤の要であったフィリペ・メロをユーベに放出しましたが、ザネッティやマルキオンニを獲得したことで、駒は揃った感があります。しかし、CBガンベリーニのパートナーに目論んだバルザーリやデミチェリスを獲得するには至らず、最終ラインには今季も不安がつきまとうかもしれません。
注目選手には左サイドのバルガス、そしてサヴィチェビッチ2世との呼び声高いヨベテッィチが挙げられます。
ミリートとチアゴ・モッタを売却したジェノアはその売却益で積極的な補強を敢行し、セリエAとELを戦い抜ける、層の厚い布陣となりました。サパテル、カルジャといった新戦力が昨季、旋風を巻き起こした「パスサッカー」に貢献できるかどうかで、チームの成績は上下してくるかもしれません。ミリートの後釜として迎えられたクレスポ、フェラーリの抜けた穴を埋めるべく、CBとして起用されるモレッティが「3-4-3」の要としてチームを引っ張っていくことが期待されます。
台風の目となるのはナポリでしょうか。ウディネーゼからFWクアリアレッラ、アタランタからMFチガリーニを獲得し、昨シーズンの12位よりも大幅な上昇が望めそうです。ラベッシ、クアリアレッラの2トップが上位相手にどれだけかき回すことができるのか、楽しみにしたいところです。
次回はその他のリーグの展望についてお届けします。
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