さて、今日はプレミアリーグの今季の展望についてお届けします。
昨季のプレミアリーグはマンチェスター・ユナイテッドがチェルシー以下を抑え、3連覇を果たしました。
そして、注目の'09-'10シーズンは8/15に開幕し、王者マンUはホームでバーミンガム相手に1-0で勝利を収めました(8/16開催試合)。攻撃力の低下が懸念されたマンUですが、ルーニーのゴールで幸先の良いスタートを切りました。
今季の優勝争いもマンU、リバプール、チェルシー、アーセナルのビッグ4で展開されることになりそうですが、アーセナルは少し厳しい戦いを強いられそうです。(しかし、開幕戦は4位争いのライバルと見られるエバートン相手になんと6-1という大差で勝利!)
では、まずマンUから見ていきましょう。
今季は何と言っても、C.ロナウドの穴を埋められるのか、にすべてが懸かっています。
しかし、フロントはカップ戦を含めて昨シーズン47試合で23得点を挙げた"ストライカー"の売却益約120億円を新ストライカー獲得には費やしませんでした。
"ウインガー"・ロナウドの後釜としてウィガンからバレンシアを獲得し、元祖ワンダーボーイのオーウェンをニューカッスルから移籍金なしで獲得したぐらいで、4連覇を狙うチームには物足りない印象です。
このことから、ファーガソンはルーニーを中心としたチームで今季の方針を固めたと言えますが、貴重な戦力であったテベスまでも放出してしまったことが後々、響いてくるかもしれません。
ただし、現有戦力のレベルはプレミアトップレベルであることは間違いなく、昨シーズンよりも熟成した戦いを見せれば、派手さはなくとも最後まで優勝争いに絡む力は確実にあります。
マンU対抗の一番手はチェルシーでしょうか。名将・アンチェロッティが指揮を執ることになり、システムは代名詞ともいえた4-3-3から4-4-2へと移行しました。
ドログバ、アネルカの2トップが果たして機能するのかが最重要事項になりますが、シェフチェンコ、ピサロ、スタリッジといった復帰・新加入FWが大化けすることがあれば、チームは活性化してくるでしょう。
しかし、ロシア代表ジルコフが加入したことで、中盤はより厚みが増し、J.コール、マルダ、デコ、バラックといった1戦級の選手がベンチに座らざるを得なくなるかもしれません。
チェルシーが抱える問題点は大物選手を控えに甘んじさせることで不協和音が生じる可能性があることと、近年、主力選手の故障が続いていることです。
この2点をクリアできるようであれば、チェルシーの王座奪還も現実となる気がします。アンチェロッティがスタッフとしてミランから連れてきたディミケリスが選手のコンディションをどれだけ整えられるのかも含めて、すべては新指揮官アンチェロッティの手腕にかかっています。
続いて、リバプールです。
昨シーズンはここ数年では最高の成績を残し、最終的にはマンUと4ポイント差の2位でフィニッシュしました。
しかし、チームの屋台骨であったシャビ・アロンソがR.マドリードに移籍したことで、中盤の構成力にどう影響がでてくるのかが気になります。
アロンソの後釜にはローマからアクイラーニを獲得しましたが、この25歳のイタリア代表がチームにどこまでフィットできるかがリバプールの浮沈のカギを握ることになりそうです。
加えて、トーレスが出場停止や負傷をした場合の攻撃力低下をどう解決していくのかが、20年ぶりの優勝への課題となります。
トーレスのバックアッパーとなるレギュラークラスのFWを獲得したいところではありますが、オーナーの資金難が伝えられている状況では現実的には難しいと言わざるを得ません。
最後にアーセナルですが、今季は4位でフィニッシュできれば、御の字といったところでしょう。
アデバヨール、コロ・トゥーレといったチームの柱を失ったにも関わらず、その損失以上の補強がされていないからです。
CBにはアヤックスからフェルメーレンを獲得したものの、懸案となっているボランチ、そしてアデバヨールに代わるCF加入決定のニュースは未だ飛び込んできていません。
ナスリ、ロシツキなどを怪我で欠く上に、このまま守備陣に不安を抱えたままで行けば、マンチェスター・シティやトッテナム、エバートンといったEL争いのチームに飲み込まれる可能性も決して低くありません。
旋風を巻き起こしそうなのは開幕戦でリバプールを破ったトッテナムとマンチェスター・シティです。
トッテナムはレドナップが引き続き、指揮を執りますが、ロビー・キーン、デフォー、パブリュチェンコを擁するFW陣にクラウチを加入させたことで、高さを補強しました。このFW陣にレノン、モドリッチの両サイドMFが有機的に連動できれば、昨季の8位以上の成績を収めることは難しくないでしょう。
マンCはギャレス・バリー、サンタ・クルス、テベス、アデバヨール、コロ・トゥーレなど他チームの主力級選手を一気に引き抜き、中盤・前線を隙のない布陣としました。残るはトゥーレとコンビを組むことになるCBですが、レスコット(エバートン)の獲得が決定となれば、4強の牙城を崩すことも夢ではなくなりそうです。
今季のプレミアリーグはCLを席巻するビッグ4の上位対決だけでなく、中位の奮闘ぶりからも目が離せません。
個人的にはマンUに移籍したマイケル・オーウェンが再び輝きを取り戻せるかに注目しています。
次回はリーガ・エスパニョーラの今季の展望についてお届けします。
【追記】
この記事を更新した後、最新情報をチェックしていたら、「チェルシーに復帰したピサーロがブレーメンに完全移籍」とのニュースが飛び込んできました。彼にとっては、やはりプレミアよりもブンデスリーガの方が肌に合うのかもしれません。
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